日本製紙が開発した紙製ストロー、飲食チェーンのゼットンがレストラン等で採用。東京、名古屋の店舗で(RIEF)
2019-06-28 16:06:06
日本製紙は同社が開発した紙製ストローが、首都圏で外食チェーン店を展開するゼットン(東京)の複数店舗に採用された、と公表した。飲食業界で同社製の紙製ストローが採用されるのは初めて。「国産」で「紙」という要素が評価された。今回の導入店舗4店を、紙製ストローの実証店舗と位置付け、顧客へのアンケート等を実施し、導入店舗数の拡大を目指す。
ゼットンは中期事業計画で「サステナビリティへの取り組み」として使い捨てプラスチックの廃止を決めている。代替ストローとして、日本製紙の国産品で機能性・安全性を追求した紙製ストローを採用することになった。
今回、紙製ストローを採用するのは、ゼットンが東京・葛西臨海公園内で運営する「PARKLIFE CAFE&RESTAURANT」と、「CRYSTAL CAFE」
(クリスタル カフェ)のほか、東京・日本橋高島屋SC屋上の「FEEL GREEN CAFÉ 」、名古屋の「ガーデンレストラン 徳川園」の各店舗。
ゼットンは「人気ハワイアンカフェ&ダイニング「アロハテーブル」など、様々な業態の外食チェーン店を展開している。今回、「生分解性」に優れた機能を有する紙で、かつ機能性・安全性を追求した国産品、都の条件に合致する日本製紙の紙製ストローを採用することを決めた。
日本製紙は、「紙でできることは紙で。」を合言葉に、社会の課題解決につながる「紙化ソリューション」を推進。紙製ストローの開発・販売はその一環で取り組んでおり、4月からストローを販売している。紙ストロー以外にも幅広い分野で「紙」の可能性を追求している。
日本製紙によると、同社の紙製ストローは、口当たりの良さや、2時間以上の連続使用でも機能性を損なわない高い耐久性が特徴という。紙にも、生分解性に優れた機能を有する素材を使用している。
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