グレタさん、新型コロナウイルス対策で、「金曜日の登校拒否(School Strike)」での集会は、小規模あるいは「デジタル・ストライキ」の採用を呼びかけ(RIEF)
2020-03-12 13:21:27
スウェーデンの環境活動家、グレタ・ツゥーンベリさんは、新型コロナウイルスの広がりを受けて、毎週金曜日に実施している「気候変動対策を求める登校拒否(School Strike)」を、これまでのように大人数ではなく、少人数単位や、ネットを使って行うようツィッターで呼び掛けた。
「School Strike」は、「金曜日の登校拒否(Friday for Future)」とも呼ばれる。グレタさんが2018年8月にスウェーデンの議会前で一人で始めた活動だ。現在では、世界中で、何千、何万という若者や賛同者が、同日に集まって、政府に気候変動対策を求める抗議デモとして広がっている。
しかし、コロナウィルスの広がりが全世界に及んできたことから、グレタさんは「大規模な集会を避けるように」とのメッセージを、 #DigitalStrikeや#ClimateStrikeOnlineなどのソーシャルメディアで発信した。
「われわれは、多くの群衆を巻き込まない形で人々の関心や支持を集める新しい方法を見出さねばならない」
「集会の参加者の数を少なくする一方で、みなさんのスピリットは高く掲げましょう。それを毎週堅持しましょう」
「危機を危機として取り扱わないと、危機は解決できない。専門家や科学を踏まえて団結しなければならない。専門家は今、コロナ対策として、大規模な集団の集会を避けることを促している。問題は、気候変動と同じ」
「われわれ若者は、コロナウイルスに罹りにくいと言われている。大事なことは、最も影響を受ける人々と連帯することであり、我々の共通の社会のために最善を尽くすこと」
こうしたメッセージを発信したうえで、グレタさんは「デジタル・ストライキ」として、それぞれの若者たちが、ストライキ中の写真を #DigitalStrikeのサイトに掲載することを提案している。すでにグレタさんの提案を受けて、米シアトルのHeather Priceさんの息子がデジタル・ストライキの写真を送付したほか、各地に広がり始めた。
#ClimateStrike #digitalstrike #fridaysforfuture