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独シーメンスが、超大型の洋上風力発電を日本国内で展開(各紙)

2012-07-14 08:02:34

シーメンスの洋上風力発電所群
 各紙の報道によると、独シーメンスは13日、超大型の洋上風力発電システムを日本国内市場に投入する計画であることを明らかにした。再生可能エネルギーの固定買い取り制度(FIT)の導入によって、欧米での洋上風力よりも2倍前後大きい出力6千キロワットの超大型タイプの需要が見込めるとみている。



 シーメンスは現在、地上に設置する風力発電では出力3千キロワットのシステムを中心に事業を展開している。同社は洋上風力の分野では世界のトップシェアを維持している。洋上風力の市場も大出力の発電機の開発が可能となっており、今回の方針となった。洋上風力市場には国内メーカーも相次いで事業強化を目指している。たとえば日立製作所は、従来型より出力を2・5倍に上げた5千キロワットの開発に着手している。将来は既存システムと合わせて100基の受注を目指す、と発表している。三菱重工業は先に、英国の風車の駆動部品ベンチャーを買収しており、シーメンスよりも大きい出力7千キロワットタイプの発電所を、数年後には市場投入する計画だ。

 

シーメンスの洋上風力発電所群