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愛媛大学 福島の土壌から放射能9割減らすゼオライト開発、除染実験に成功(各紙)
2013-04-17 22:25:10
愛媛大の逸見彰男教授(応用化学)のチームが17日、石炭灰を原料にした超微細な穴を多数持つ物質を使い、福島県下で放射能で汚染された土壌の放射能濃度を9割程度減らす実験に成功した、と発表した。
農地等の汚染地はこれまで、表面を引きはがす除染工法が主にとられている。しかしこだと、農業に重要な表土が失われ、大量の土の処理が必要になる。逸見教授らは、こうした問題の解決のために、つながるとみられる。
開発された物質は「NaP1型ゼオライト」と呼ばれる。石炭灰と塩化鉄に水酸化ナトリウムを加えて生成される。物質には0・36ナノメートル(ナノは10億分の1)の小さな隙間が多数あり、ほぼ同じ大きさのセシウム原子を吸着する性質と磁性を持っているという。
農地等の汚染地はこれまで、表面を引きはがす除染工法が主にとられている。しかしこだと、農業に重要な表土が失われ、大量の土の処理が必要になる。逸見教授らは、こうした問題の解決のために、つながるとみられる。
開発された物質は「NaP1型ゼオライト」と呼ばれる。石炭灰と塩化鉄に水酸化ナトリウムを加えて生成される。物質には0・36ナノメートル(ナノは10億分の1)の小さな隙間が多数あり、ほぼ同じ大きさのセシウム原子を吸着する性質と磁性を持っているという。