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資源エネ庁 地下水セシウム誤測定で 5日に現地説明会、住民の東電不信広がる(福島民友)

2013-06-05 16:38:18

汚染処理水の保管タンクは、満杯状態
汚染処理水の保管タンクは、満杯状態
汚染処理水の保管タンクは、満杯状態


東京電力が福島第1原発の汚染水を減らすために計画している地下水バイパス計画で、資源エネルギー庁は5日、福島、いわき両市で一般の市民を対象とした説明会を開く。
 注目は、直前の3日に、東電が地下水バイパス稼働に向けて漁業者などに説明してきた地下水の放射性セシウムの数値について、測定方法を誤り、実際の値より低く測定していたことが判明した問題の影響。7日と13日には、東電が計画開始には同意が不可欠としている漁業者への説明会も予定される中、東電の発表の信ぴょう性に疑いが生じたことで、計画の先行きはさらに不透明になっている。

 
 東電は海への放出条件を水1リットル中のセシウム137を1ベクレル未満と設定している。東電によると、1ベクレル未満程度の低いセシウム濃度を正確に測るには、測定機器周辺の空間放射線量の高さや、水そのものが放射線を遮る性質を持っているため測定値に影響を与えることを考慮して、測定結果を補正する必要がある。

 
 しかし東電は地下水の測定に際し、これら測定値に影響する測定環境についての認識が甘く、補正の方法を誤ったという。東電は空間線量が非常に高い福島第1原発で測定したことが測定値の補正を難しくしたとする。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0605/news11.html