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東電福島第一原発3号機の建屋内での流水 原子炉の格納容器から漏水の可能性高まる 格納容器がボロボロということ(FGW)

2014-01-22 23:00:21

3号機の格納容器の構造
3号機の格納容器の構造
3号機の格納容器の構造


東京電力は22日、福島第一原発3号機の原子炉建屋内で240万ベクレルの高濃度セシウムなどを含む放射能汚染水が流れ出た問題で、漏れた汚染水は原子炉の格納容器から漏れた可能性が高いとの見方を示した。

 

3号機は3,11の事故時に、建屋が爆発で吹き飛んでおり、その際に格納容器も破損した可能性が高い。

今回の建屋内の汚染水流出は、建屋の1階で発生した。「主蒸気隔離弁室」と呼ばれる部屋の付近の床面で、幅約30センチの水が排水口に向かって流れているのが見つかった。水の流量は推定で毎時約1・5tと推計されている。

流水の水温は約20度。現在、事故で溶けた燃料を冷却するため原子炉に毎時約5.5t、冷却水が注入されており、その水温は約7度。このため東電は、冷却水が燃料に触れて温められ、その滞留水の一部が格納容器の破損個所から漏れ出た可能性が高いとみている。

東電では原因をさらに調べるため、主蒸気隔離弁室内の貫通部の調査を行うこととする。

流水が発生した主蒸気系と主蒸気系ドレン(計5箇所)の高さは,格納容器の水位より低いレベルにあるとみられている。

 

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2014/images/handouts_140122_05-j.pdf