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福島産の海洋魚510ベクレル、淡水魚740ベクレル、依然、ともに高水準の放射線セシウム汚染を検出(FGW)

2014-05-20 20:56:40

イワナ
イワナ
イワナ


福島県が公表した最新の水産物の緊急時モニタリング検査結果によると、同県北部の相馬郡新地町沖で採取されたクロダイから食品基準を5倍強上回る510ベクレルのセシウムが検出されたほか、阿武隈川水系の伊達市石田川で採れたイワナからは740ベクレルと、それぞれ高濃度が検出された。

政府の「安全」キャンペーンにもかかわらず、福島の魚類の放射能汚染は改善がみられていない。

 

今回の検査は4月末から5月12日採取分までのもので191品目中、8品目で1kg当たりベクレルの食品基準を突破した魚類を検出した。

海洋魚については、510ベクレルのクロダイのほか、第二原発の近い広野町でとれたババガレイが240ベクレル、同190ベクレル、楢葉町沖のコモンカスベが210ベクレル、いわき市沖のコモンカスベも100ベクレルだった。

淡水魚では石田川のイワナ740ベクレルのほか、同じく石田川でヤマメ350ベクレル、阿武隈川水系の布川(伊達市)のイワナ210ベクレル、布川のヤマメ130ベクレルなどが基準超過になっていた。

このほか海洋魚では、いわき市のスズキ79ベクレル、楢葉町のヒラメ79ベクレルなどの準汚染魚も検出された。

これら汚染魚、準汚染魚の検出が収まらないにもかかわらず、福島沖での試験操業の範囲は次第に拡大されている。また試験操業で漁獲された魚類は、一定の放射能検査を実施したうえで、東京にも出荷されている。

 

http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/64756.pdf