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中部電力浜岡原発1,2号機 廃炉作業の廃棄物を原発敷地外へ初搬出 今年度中に50㌧搬出へ(静岡新聞)

2014-08-30 15:06:04

ゲートモニターを通過する廃棄物を乗せたトラック=29日午後、御前崎市佐倉の浜岡原発(写真の一部を加工しています)
ゲートモニターを通過する廃棄物を乗せたトラック=29日午後、御前崎市佐倉の浜岡原発(写真の一部を加工しています)
ゲートモニターを通過する廃棄物を乗せたトラック=29日午後、御前崎市佐倉の浜岡原発(写真の一部を加工しています)


廃止措置で解体作業が進む中部電力浜岡原発1、2号機(御前崎市佐倉)で、廃棄物の敷地外への搬出作業が29日、始まった。2036年度まで今後20年以上かけて約48万トンを搬出する工程の皮切り。放射線管理区域外の廃棄物から順次運び出す。


 

中電によると、2009年度に始まった解体作業は準備期間、タービン建屋内や原子炉以外の放射線管理区域内、原子炉本体、建屋本体の4段階で進めていく。本年度までは準備期間で、屋外のタンクや配管などの撤去を実施している。

 


 同日は、県内のリサイクル業者が、撤去された重油タンクの付属品2・3トンを重機でトラックに積んだ。発電設備技術検査協会が、放射性物質が混在していないか検査した後、廃棄物の放射線量を監視する正門のゲートモニターを通って敷地外に出た。県や御前崎市の担当者も見守った。

 


 中電によると、14年度は放射線管理区域外の廃棄物50トンを運び出す。15年度から放射線管理区域内の設備の撤去と搬出も始める。放射能を帯びていない廃棄物や、帯びていても微量で国の基準に合致するものは、一般廃棄物やリサイクル品として扱われる。一定以上の放射能を帯びた放射性廃棄物は処分先がまだ決まっていない。

 


 搬出作業は12年度上半期ごろに開始予定だったが、ゲートモニターの稼働が技術的な問題で滞り、搬出作業も遅れていた。

 

http://www.at-s.com/news/detail/1141962844.html