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福島第一原発のくみ上げ井戸の地下水、過去最高濃度のセシウム、マンガン検出。水で薄めなかったから高濃度発覚か(各紙)

2014-11-14 13:05:45

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fukushimachikasui20140521023jc各紙の報道によると、東京電力は13日、福島第1原発1、2号機東側にあるくみ上げ用の井戸で、同日採取した地下水に含まれるセシウムなどの濃度が過去最高値になったと発表した。

東電によると、10日に採取した地下水と比べ、セシウム137が333倍の1リットル当たり約3000ベクレル、ガンマ線を出すマンガン54が2倍の同110ベクレル、検出限界値未満だったセシウム134が同920ベクレル検出された。いずれも過去最高値だった。

 

東電は「工事でくみ上げ量を減らしたことが関係している可能性がある」と説明している。井戸は、改良工事のために、それまで日糧100トンだった地下水のくみ上げ量を、6日から10分の1程度に減らしていたという。

 

東電のこの説明どおりだと、これまでは「薄めて」くみ上げていたが、薄める水量を減らしたので、汚染濃度が増した、と受け取ることができる。

 

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2014/images/handouts_141113_04-j.pdf