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福島の森林に住むイノシシから基準の50倍、5000ベクレルのセシウム検出。野生動物は放射能汚染まみれ(FGW)

2014-11-19 19:05:27

inoshishiキャプチャ
inoshishiキャプチャ福島県は、東電福島第一原発事故で放射能汚染がそのままになっている同県内の山林で捕獲した動物の最新の放射能測定値を公表した。それによると、イノシシから食品基準を50倍上回る5000ベクレルのセシウムが検出された。 公表されたのは、「野生鳥獣の肉における放射性核種の濃度測定結果について」という調査結果。検体の総数は44固体で、このうちイノシシは15頭のうち12頭、知己の輪熊は21頭のうち4頭が基準超過となった。

 

もっとも高いセシウム値を検出したのは、相双群葛尾村で9月9日にほかっくされたイノシシで、今月判明した検査結果で、5000ベクレルを記録した。また同郡富丘町で9月23日に捕獲されたイノシシからも4000ベクレルを検出した。

 

ツキノワグマでは、9月20日に福島市で捕獲した一頭から430ベクレル、同月7日に郡山市で捕獲したクマから180ベクレルをそれぞれ検出した。その他のキジ、ヤマドリから検出したセシウム量は基準以下だった。

 

特にイノシシの基準超過が相変わらず高いのは、イノシシが雑食性で土中のセシウム堆積が多いと見られる木の根なども掘り起こして食べることなどが影響していると思われる。ジビエ料理のシーズンだが、くれぐれもご用心。

 

http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/91465.pdf